たかだ脳神経外科・内科クリニック

茨城県笠間市赤坂に開院。たかだ脳神経外科・内科クリニックのスタッフブログです。

夏に向けての対策

暑いです!

ベタベタです!!

院長が一番苦手とする梅雨の時期が来ました。

夏は暑くても耐えられます。

冬は全く寒くありません。

でも梅雨はどうにもできません。

 

先週の土曜日はクリニックの温度管理がうまくできず体調が悪くなってしまいました。

 

この時期になると頭痛、特に片頭痛が悪化する人が多くなります。

 

慢性頭痛ガイドラインの中にも片頭痛誘発因子について、

精神的因子:ストレス、精神的緊張、疲れ、睡眠(過不足)

内因性因子:月経周期

環境因子:天候の変化温度差、頻回の旅行、臭い

食事性因子:空腹、アルコール(特に赤ワイン)、チーズ、チョコレート、柑橘類、ナッツ

があります。

雨が降る前の低気圧や寒暖差が片頭痛の悪化する要因になります。

 

片頭痛の急性期には

アセトアミノフェンカロナールなど)

②非ステロイド系抗炎症薬(ロキソニンなど)

③エルゴタミン

④トリプタン(イミグランゾーミッグレルパックスマクサルト、アマージなど)

⑤制吐剤

などがあります。

発作の頻度が月2回以上、あるいは6日以上ある方では予防薬の検討も必要です。

そのほかに梅雨の時期など漢方薬が著効する方もいます。

ぜひご相談ください。

 

 

そして頭痛には片頭痛や緊張型頭痛、群発性頭痛などの一次性頭痛のほかに

脳血管障害や腫瘍性病変、外傷、感染症など緊急で治療が必要な頭痛がたくさんあります。

これらに関しては検査をしないと診断がつきません。

症状が強い方などは早めの受診をお勧めします。

 

 

特に夏の暑い時期はラクナ梗塞(小さな脳梗塞)、アテローム脳梗塞動脈硬化による脳梗塞)が増える傾向があります。

今年はさらにCOVID19の影響でマスクをしているため熱中症、脱水の危険があります。

脱水の影響で血液が流れにくくなり、最終的に血管が閉塞して脳梗塞を起こしやすくなります。

こまめな飲水や寝る前の飲水、マスクを外しての休憩などをお願いします。

 

真面目な内容になってしましました。

 

話は変わりますが、先日長女が幼稚園から持って帰って来たおたまじゃくしがカエルに成長しました。

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今朝、次男に見守られながら旅立って行きました。

無事を祈っています。