クリニック開院してあと2ヶ月で4年目を迎えます。
この間にたくさんの方の診察をしてきました。
頭痛、めまい、脳血管障害、脳腫瘍、認知症、脊髄疾患、外傷、内科疾患の方など様々です。
スタッフ一同、より良い医療サービスの提供に心掛け、日々の診療に取り組んでいます。
ありがたいことに、少しずつ地域医療に貢献できてきているかなと感じる機会もあります。
しかし、ごくごく一部の患者さん・家族、その関係者から、常識の範囲を超えた言動、尊厳を傷つける行為もあります(「ペイシェントハラスメント」と言います)。
特に、受付スタッフや女性スタッフへのハラスメント被害がみられ、
・怒鳴る、声を荒げる、暴言を吐く(対面、電話等)
・怒り等の感情で診察券を投げつける、奪い取る、自動ドアを強く叩くなどの行為
・正当なクレームではなく理不尽な要求をしたり、言いがかりをつける
などの事例が今までありました。
これらの行為は診療環境の悪化、スタッフの精神的・肉体的ストレスを招いています。
医師には「応招義務」という医師法19条1項に定められた義務があります。
医師法19条1項
診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。
しかしこれは医療従事者と患者さん、家族に十分な信頼関係を築くことができないのであれば正当な事由として、診療を拒否することが可能と言われるものです。
このため威圧的な言動のある方、またその家族については当院では診療拒否させていただきますのでご了承ください。
場合によっては警察への届出、警備会社への連絡、撮影、録音もさせていただきます。
皆さんが安心して診療を受けられるようにご協力ください。